深圳(シンセン)航空、海外空港ターミナルでの維持管理サポート能力増強のためIATPに加入

写真:深圳航空、海外空港ターミナルでの維持管理サポート能力増強のためIATPに加入
インドネシアのジョグジャカルタで10月5日から同月10日にかけて開かれたInternational Airlines Technical Pool (IATP)(国際航空技術共同利用)の第118回大会において、深圳航空は全会一致の承認を受けて同組織の一員となりました。深圳航空の海外空港ターミナルでの維持管理サポート能力が大いに増強されることになります。
深圳航空の維持管理・エンジニアリング部の航路維持管理センター長、查凡(Zha Fan)が、同大会に自らのチームを率いて参加しました。大会開催中キャセイ・パシフィック、ブリティッシュ・エアウェイズ、カンタス航空、日本航空、SIAエンジニアリング、ルフトハンザ・テクニークなどの代表と、航路技術と航空資材サポートに関する会談を行いました。
深圳航空が近年海外航路拡大を続けるに伴い、大陸間航路の就航も間近となり、海外空港ターミナルでの維持管理サポート業務も重大な課題となってきました。IATP加入後、ネットワーク・リソースを共有することによって深圳航空にも新たなサポート経路が開かれ、海外空港ターミナルでの業務サポートの効率をさらに高めることができるでしょう。
世界各国100以上の航空会社によって構成される国際機関として、IATPは加入航空会社が航路を持つ空港のターミナルでのリソースの共有を行っています。それには航路技術サポート、航空資材に関しての共同援助、国際救助やその他のリソースが含まれます。同組織下で統一した規則、問題解決、資源共有と相互利益が採用されることによって各社の国際空港ターミナルでの維持管理コストは削減され、サポート能力が高まりました。このリソースとコスト共有による運営方式により、リソースが重複して割り当てられる可能性を最小限に抑えられ、IATP加入会社が各ターミナルに割り当てるリソースの利用率が高まっています。それによって運営コストが削減されるだけでなく、ターミナルでの総合的サポート能力が強化されるなど、国際便の通常運行における積極的な役割を果たすうえで役立っています。